BLおじさんの中毒日記

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DOGS/ 里つばめ

 

DOGS (H&C Comics CRAFT SERIES)

DOGS (H&C Comics CRAFT SERIES)

 

警視庁丸ノ内署、生活安全課所属の巡査部長・矢島千紘は、ある日、フリージャーナリスト・佐々木の警護を命じられる。形ばかりの警護になるかと思いきや、頭上にいきなりパイプが落ちてきたり、誘拐未遂に遭ってみたり、まさかの事態に巻き込まれる。そのうえ、エリート上司の斉藤からはセクハラ、パワハラされまくりで!?  エリート犬(斉藤)×野良犬(矢島)に恋は生まれるのか!!?

前作「GAPS」からのシリーズもので、途中までBL表現は皆無。そもそもエリート上司は脇役のようですらあるのに、途中から

それに名前をつけるなら/ 鮎川ハル

 

それに名前をつけるなら (MARBLE COMICS)

それに名前をつけるなら (MARBLE COMICS)

 

俺で童貞切ってみない? 女子にモテたい純情童貞男子校生・佐野は、ひょんなことからサブカル系イケメン大学生・藤田と知り合い、『師匠』と崇める。しかし偶然街で再会した藤田は恋人に振られ、涙で目を腫らしていた!流れで藤田の話を聞くうち、なんと彼がゲイであることが判明。さらに佐野が童貞であると知った藤田がシゲキ強!な提案をしてきて――?! 恋愛偏差値低めの二人の、不器用年の差ラブストーリー。

たぶん鮎川先生は一般誌でも連載を持てるんじゃないかと思います。とくにデビュー作「あいもかわらず」の岡ピ(今作にも登場)のかわいさがすごい。志村貴子敷居の住人」の千暁くんを思い出させる低温動物感、それはおそらく文句の多い、やる気のなさそうなんだけど、もんもんとしてるモノローグの成せる技なのですが、それだけでおじさんの心をがっと掴まれます。

BLにありがちな前作の脇役が結ばれる本作は、ホモ感のまるでない佐野ちんが小ぎれいなDDに籠絡されていくというもの。女の子にモテたい佐野ちんが師匠と崇める藤田くんもだんだんメッキが剥がれてきてかわいくなっていきます。セックスからはじまりながらも、「師匠のことが好きなので 俺は全部欲しいから 体だけ は イヤなんです」というセリフのあたりになると顔を赤らめて、思わず顔を覆いながら指の隙間で(すべて脳内で起こっている妄想動作)読み進める胸キュンぶりです。鮎川先生、次回作いつでるんでしょうか…

私がオジさんになっても/ 村上キャンプ

 

私がオジさんになっても (Daito Comics)

私がオジさんになっても (Daito Comics)

 
自分の可愛さに酔ってるナルシストの大学生・三角は、ある思いを抱いていた。それは「男でも抱きたくなるほど可愛い」の実証!バイト仲間の童貞美大生・吉丸を誘ってエッチに成功するが、2回目はなくそれきりに。ところが5年後、社会人になった二人は再会するとつかず離れずのセフレの関係に…。20歳、30歳を過ぎても可愛いと言ってくれるのは一人だけ。ボンヤリ系男子×ナルシスト君の20年愛。

いま、新刊が出たら無条件で買ってしまう作家、村上キャンプ先生。森高千里の名曲「私がおばさんになっても」をもじったタイトルで、第1話の19歳(90年代前半)から第5話の39歳(10年代)、そして書き下ろしの44歳までのカップルの姿を描くもの。ナルシストの受けが加齢とともにナルシストでいられなくなるところ、淡々とした攻めがマイペースをつらぬいててだんだんかっこよく思えてくるところなど、こういう人いそう…という内容。後半、肉付きのよくなった主人公たちを見ながら自分のことを考えつつも、絵柄のせいもあって可愛く見えてしまいます。

最後の最後まで、なんだかんだと愛のあるふたりのやりとりを見ているだけで心は暖かくも、気がつくとこれからやってくる未来に薄ら寒い思いもさせてくれる、BLなのにホモの心を抉りつつ、人生感じさせちゃう村上先生に感謝カンゲキ雨嵐(嵐の4枚目のシングル)です。

ナチュラチュラリィ/ 市川けい

 

ナチュラチュラリィ (ビーボーイコミックスデラックス)

ナチュラチュラリィ (ビーボーイコミックスデラックス)

 

双子の兄と私。好きなものも、嫌いなものも同じ。なにをするにもいつも一緒で、ずっと側に居るんだと思ってた、当たり前みたいに。でも、兄を好きだという男が現れた。永遠に続くと思っていた二人の世界は崩れはじめ――…!? 女子視点でBLを描いた話題作。描き下ろしも収録! 

あらすじの通り、双子の兄をもっと出せ!と思っても妹のモノローグで話は進んでいきます。ちょっと待て!ホモはどうした!ホモは!? さて、デビュー作の「スロースターター」を読んだ時に、ひさしぶりに胸キュンできる人がきたと思って、そのあともしばらくキュン死にさせてくれた市川先生だったけど、最近は失速気味でした。ひさしぶりにあらすじでキュン死にできるかもと思って読んだけど、タチであろう表紙左の男子のニターっとした笑顔がずっと気になって、やっぱりいまひとつでした。やはりBLは男子が葛藤の末に付き合う、というコースがないと…

しかしなにより問題なのは、この双子の設定がいくえみ綾の「バラ色の明日」にでてくるイチとナナだっつーことです。この本はそもそも短編集で、収録されている「ステップワン」にいたっては絵柄がまんまいくえみ綾。そうか…いくえみ好きとしてはたまらないわけだ。そんなわけで、キュンはするけど死なない程度のキュン。さんざん文句をいっておきながら☆4つです。